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大行社のあれこれについてのページですね
まぁ、いまさら感は否めませんが……
大行社の出版物を転載したものは基本的に原文ママですが、
旧字や明らかな誤字・脱字は改めました




政治結社 大行社

大正13年結成
昭和56年再興


大行社綱領
一、大行社は真の日本精神を発揚し、世界全人類に平和を齎すを以て目的とす
一、大行社員は独自の信念に基づき行動するを本分とすべし
一、大行社員は果敢、独行、犠牲、規律、風雅、高尚なる武士道的精神の涵養に努めるべし
一、大行社員は何ものをも怖れざるべし、只、正義の審判最も峻厳なることを信奉す




大行社宣言
一、失地領土奪還
一、自主憲法制定
一、国防体制拡充
一、現行教育再検討
一、防諜法即時制定
一、金権政治一掃
一、悪徳資本家追放



大行社社員心得(抜粋)
第一(大行社の特色)本社は人間修養の道場にして又武士的社団なり
社員は行住坐臥大行社精神を鍛錬し社紀に慣熟すると共に常に社員たるの矜持を堅持し武士的情誼の下一意上級者の教に順ひ上下同僚互に切磋砥礪し団結を固くし融々和楽の間本社の特色を発揮すべし

第二(修養の本源)教育に関する勅語(以下、勅語という)は国体の本義国民道徳の要旨を明示し給へるものなり吾人修養の本源此に発し又此に帰すべきものとす
故に社員は晨に心身を潔斎して、勅語を奉誦服膺し夕べに心境を寧静にして反省自戒する等吾人修養の根基を此に仰ぎ益々志操を堅固にして修道鍛錬惰らず以て国民の儀表たるべき大行社精神の修養に遺憾なからんことを期すべし

第三(武士道精神)武士道精神は、勅語の精神にして又一つの誠心なり
抑々武士道精神の消長は国運の隆替に関す而して至誠純忠一死祖国に報ずるは実に武士道精神の精華にして我が武人の世々砥礪せし所なり
故に社員は寐寐、勅語の奉體具現に努め百行を挙げて、勅語に帰一し奉るの信念に徹し堅忍持久益々修養の効を累ね以て愈々堅確なる武士道精神を鍛錬せんことを期すべし

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第十六(環境の整理)環境を整理浄化するは心身を統一し精進する為極めて緊要なり況や社内は神聖なる国士習練の道場たるに於てをや
故に社員は環境一般の整理に努むるは勿論不備なる環境は進んで之を浄化すると共に自ら絶えず身辺整理し常に心身を清浄爽快ならしめ以て修道に精進すべし




大行社社歌  作詞 瑞穂裕紘
一、思想理念も正道も 日本滅びてなんとする
  
菊の花紋に稲二ツ結ぶ護国の旗風に
  
今こだまする 友の声

二、どんな小さな生命でも  守る心が人の道
  まして祖国のためならば 捨てて悔いなきこの命
  真赤に咲いて 散ってやる

三、口に平和を唱えても 平和を乱す雲と霧
  政治で解けぬ法なれば 護国の鬼となってやる
  正義貫く 大行社




いざ行け進め大行社  作詞 瑞穂裕紘
一、霊峰富士は陽に映えて 連山もゆる峰のいろ
  聖なる光り天に満ち 我らが城は揺るぎなし
  いざ行け進め 大行社


二、明るい政治国民の 暮らしを守る楯として
  鍛えし力ここにあり 誠の道を一筋に
  いざ行け進め 大行社

三、闇に迷える者あらば 手をさしのべよ愛の手を
  逆風膚を破るとも 未来を見つめ祖国のため
  いざ行け進め 大行社


大行社『社員読本』より



大行社綱領と社員心得の重要性について
 大行社綱領第一項では、「大行社は真の日本精神を発揚し、世界全人類に平和を齎すを以て目的とす」と示されている。
 真の日本精神とは、神代時代から天祖、皇祖、皇宗を経て万世一系の天皇陛下にうけつがれてきた、尊いみ教えに明示されていることに従わしていただくことであり、日本精神に徹するということは「大み心」のままに、生かしていただくこと、即ち「大み心」のご目的を発動された「詔書・勅語」にわれわれ国民の心が一体とならせていただくことである。この日本精神は「まこと」である。
 日本精神は停滞固定するものでなく、次第に発展して自分から兄弟、姉妹、隣の人、そしてこれをさらに、町全体に、県に国にというように広げていく努力を長く積み重ね、それを世界全人類にまで及ぼそうとするものである。
 神武天皇様の「八紘為宇」の御宣言はまだ実現されていないが、この努力を長く続ければ必ず実現できるものである。
 大行社精神とは、「詔勅必欽」の一言につきる。
 大行社精神の涵養には、大行社員心得の要旨を習熟体得することが肝要である。
 社員心得第二では、吾人の修養の根源は教育勅語であると示している。
 社員心得は大行社員として守らなければならない事をよく知り、同僚とよくうちとけて楽しみながら、十分にきたえて、大行社員として尊い任務をはたすために必要なことを全部説明している。綱領の第二項、独自の信念も、第三第四項も、社員心得を理解すれば、自然にわかるように、社員心得には書いてある。手引きでは出来るだけ詳しく説明してあるから、よく読んで早く覚えてくれる事を期待している。



教育勅語と大行社綱領
 大行社綱領には、「大行社は真の日本精神を発揚し、世界全人類に平和を齎すを以て目的とす」と示されています。真の日本精神発揚のための大行社員心得では、「(修養の本源)教育に関する勅語(以下、勅語という)は国体の本義国民道徳の要旨を明示し給へるものなり吾人修養の本源此に発し又此に帰すべきものとす
故に社員は晨に心身を潔斎して、勅語を奉誦服膺し夕べに心境を寧静にして反省自戒する等吾人修養の根基を此に仰ぎ益々志操を堅固にして修道鍛錬惰らず以て国民の儀表たるべき大行社精神の修養に遺憾なからんことを期すべし」と明示されているように大行社員の修養の本源は実に教育勅語にあるのです。
 教育の荒廃はいまや社会問題として、識者の間でも重視されていますが、これは、教え方をどうするかとかの技術的問題ではなく、根本的に考えねばならない重要な点があると思うのです。いまの植民地政策による教育では、日本の家族制度と悠遠の昔からの伝統である涼風美俗は破壊され、自由放縦の方向に限りなく進んで行くであろうことは、現在の学校教育が余りなく立証しているところです。
 これは戦後日本民族を弱体しようとする謀略戦の様相を呈していると思うのです。
 真に日本の教育を興隆せしめんとするためには、今にして、その毒素を日本から追放しなければ悔を千歳に残しはしないかと懸念されるのです。世界の人たちから信頼される真の日本人育成のためには「教育勅語」の復活こそが理想であると思うのです。最近民間でも政界でも、憲法改正の議が真剣に論議されようとしていますが、改憲断行のためには古今を通じて誤らざる「教育勅語」を復活して、清・明・正・直なる民族意識を取り戻し、全国の家庭に日本の正気が漲り溢れたとき日本民族の総意を結集して「教育勅語」の神髄である「国体ノ精華」を発揮できるような憲法に改善されることを強く要望するものであります。
 大行社員は、その先頭に立ちましょう。
 大行社員は、社員心得に示されているとおりのことが実践できるようになれば、教育勅語のご主旨に添い奉ることができるのです。現在の国内情勢は大行社の綱領と宣言を必要とする時機が刻々と近づきつつあります。大行社は「国体護持」の聖使命を絶対に果たさなければなりません。社員諸君、大きな希望と確信をもって修養に励むことを切望します。





愛国運動と大行社
1、
 愛国団体の本質は「国体護持」である。
 この本質を離れた団体は愛国団体ではない。したがって民族派ではない。例えば反共専門でやっている団体は愛国団体ではない。
 大行社では共産主義撲滅の宣言(政策)はかかげてはいるが、それは一政策であって、それがすべてではない。共産主義は、日本の国体に反するから撲滅するのである。それは「国体護持」のための一つの手段にすぎないものである。
 民族派の精神は本来祖国を愛する精神であり、祖国の文化伝統を尊びその誇りに生きようとする精神である。
 日本では天皇陛下を民族の総本家、民族の中心としていただき、祖国を愛し、国家の安泰と、国民の幸福を念願する純粋な民族的思想であり、これを延長して世界全人類に平和と幸福をもたらそうとするのが大行社綱領である。
 
2、
 大行社の綱領は愛国運動の真髄である。宣言は綱領を達成するための政策である。
 綱領・宣言・社員心得をよく勉強して人格向上につとめしっかりした思想信念を持てば周囲の人たちからも尊敬されるようになる。

3、
 大行社綱領「真の日本精神」とは「詔書・勅語・御製」で明示されていることを正しく実際に行うことである。
 「世界全人類に平和を齎す」とは、神武天皇様が御即位の時に神々に奏上された詔の「八紘為宇」の大み心を実践させていただくことである。真に世界の全人類が安心して平和で楽しい生活が出来るようにするのは容易ではないが、天照大御神様の和魂におすがりする以外に方法はない。個人主義から発足した自由主義や社会主義や共産主義のような思想では絶対に実現できない。世界の歴史がこれを証明している。
 大行社綱領はこの大理想を実現しようとするものである。
 勿論容易なことではないが必ず実現できる。やらねばならない責任がある。大行社に課せられた聖使命とはこの事である。

4、
 大行社はこの聖使命達成のために以下の宝典を奉戴している。
1、五箇条ノ御誓文
2、教育ニ関スル勅語
3、米・英ニ対スル宣戦の詔書
4、大東亜戦争終戦ノ詔書
5、年頭ノ詔書
 詔書・勅語は皇祖皇宗の御遺訓を仰ぎつつ万世一系の天皇陛下が大み心をお述べになられたので日本では最高に尊いものである。この宝典の聖旨を奉戴して、日本全土を理想的な国家にして、日本全土から宇宙全体に広げようとしている。即ち、神のみ心を世界に広げ世界中を理想的な世界にしようするのが「八紘を掩いて宇をなす」で、これこそが天照大御神様の「和魂」である。
 大行社綱領こそ新世紀の羅針盤である。
 日本の政治を世界から信頼されるようにするためには、
1、万世一系の天皇の統治
2、祭政一致
3、君民一体
 これを達成しなければならぬ。その為には、どうしても政治結社大行社の組織の拡大強化を実現しなければならない。
 世界全人類の民生の安定のために、大行社綱領を実現できるよう頑張ろう。


大行社『社員必携』より



街頭宣伝

街頭宣伝についての注意(1)

 愛国運動理論を主体とするわが大行社の正論と行動は、国民各位の支援を増幅し、古い伝統に基づくわが大行社の急速な発展に共産党員及び同調者は、彼等の赤い頭脳を逆なでされ、彼等の赤黒い血が脳天から噴き出すばかりに怒り狂い、大行社の粉砕を狙って、恥じも外聞も考えず、あらゆる手段を用い始めた。
 去る8月10日、共産党議員三浦久が、決算委員会に於て、わが大行社を名指しで議題としたが、政府委員に軽くいなされ、他の議員の冷笑を買ったのは周知の事実。又昨年9月28日本部定例街宣中、東京代々木の日共本部傍のビルの上から、牛乳パック、ジュース缶等を投げつけられ、天下の公道に於て、まさか空から落下物が降るとは思わない石岡支部社員2名が負傷するという集団暴行事件が発生している。
 赤旗その他の共産党機関誌では、さも平和活動を旨としているかの如く宣伝し、右翼過激派を攻撃しているが、本質は暴力革命を狙う共産党即ち左翼暴力集団であり、わが大行社にその矛先を向けている。
 従って下記事項を厳守すること。

(1)共産党の挑発に乗せられるな  あらゆる手段を用いて、我々の腕力行使を誘発しようと策動してくる。しかし暴に報いる暴を以て返すのではなく、彼等の犯行を証明するものを確保、保管し、彼等の処分は司法機関に委ねる。
(2)街頭宣伝には、有事に備えてカメラを携行し、証拠写真を蒐集する。
(3)道路、公園、駅構内等その他の公共施設敷地内の行動に際しては、自己本位の解決をせず、関係官庁の事前了解を得るよう努力すること。


街頭宣伝についての注意(2)

(4)拡声器の音量調節  通過する道路幅によって音量を調節する(例えば道路の狭いところでは、両側から建物が迫っているため、反響音が重なり騒々しくなるため音量は下げる。特に大型街宣車でこの傾向あり)ことは、大方徹底したようであるが、攻撃目標、例えば東京地区でのソ連大使館、日本共産党及び地区委員会事務所、教育会館、総評会館その他建物に近づくと、故意に音量を大きくするものがある。このような行為は今後絶対に禁止する。いたずらに音量を大きくする時は、音が割れ、言葉が判らず、ただ騒音を撒き散らすだけで、地域住民の反感をこそ買え、益するものは何ものもない。大行社は地域住民に喜ばれ、愛される運動をすすめることが根本方針であり、いたずらに音量を大にすることは、根本方針に反する。街頭宣伝は、遊びでもなければ、お祭り騒ぎでもなく、勿論自己顕示の場でもない。国民の愛国心の自覚を求める運動であることを常に銘記すべきである。
(5)交通法規遵守に徹底すること  道路交通法、道路交通施行令、道路交通法施行規則等街頭宣伝に関する法規を再学習し、支部隊員同士検討しあい、発煙筒、サイレン、爆竹等もてあそぶことのないよう注意すること。



『政治結社大行社 再興10周年の歩み』より


使命感に燃えた社員たちによる事件簿〜
昭和57年8月〜平成元年5月


1、昭和57年8月27日(中共批判)
 成田から東アジア歴訪に向かう、桜内外務大臣に警告書を手渡そうとした大行社護皇連合隊員・須永岬(24)、道交法、公妨で逮捕。(<事件1>参照)


2、昭和57年9月16日(中共批判)
 中共の内政干渉(教科書問題)が社会問題となっている時に上映された反日映画『未完の対局』の上映阻止の為、スクリーンに消火器を噴射した大行社護皇連合隊員・丸川仁(19)、威力業務妨害、器物損壊で逮捕。(<事件2>参照)


3、昭和57年9月30日(金権政治批判)
 悪徳業者との癒着、ワイロ要求等の汚職事件で逮捕、起訴された茨城県友部町長に辞任を勧告する為、議場に乱入した大行社石岡支部長・高倉健二(38)ら4名が、威力業務妨害、公務執行妨害、建造物侵入で逮捕。


4、昭和58年12月2日(朝総連批判)
 北朝鮮の対日工作基地の拠点、朝総連正門に乗用車を激突させ突入した大行社護皇連合行動隊長・田中克美(29)、建造物侵入、器物損壊で逮捕。


5、昭和59年2月6日(社会党及び反ソ行動)
 社会党の招きで来日した、ソ連共産党の国際局次長コワレンコに対する抗議の為、社会党本部前高速道路上より垂れ幕を掲げ、抗議ビラをまいた、大行社横浜支部・内川徳彦(23)、道交法、都条例違反で逮捕。(<事件3>参照)


6、昭和59年9月14日(北朝鮮批判)
 朝総連に対し、日本漁船第36号八千代丸銃撃で船長射殺、漁船拿捕に抗議し、ジープで侵入を図ろうと正門に数回突撃した大行社護皇連合隊員・西柳優(19)、建造物侵入、器物損壊で逮捕。後日、大行社護皇連合理事・末吉俊夫(37)、教唆容疑で逮捕。(<事件4>参照)


7、昭和60年5月5日(日共批判)
 大阪堺市於いて日共主催の赤旗まつり抗議行動中、街宣車を会場に突入させようとした際、警備中の機動隊と衝突した大行社中京支部長・国分竜治(36)ら5名が、道交法、公務執行妨害で逮捕。


8、昭和60年6月5日(反ソ行動)
 札幌市内のパークホテルに於いて開催中の日ソ友好会議に抗議し、同ホテルに侵入して発煙筒を転化させた大行社南北海道連合隊員・宝鏡初郎(20)、建造物侵入等で逮捕。


9、昭和60年11月17日(反ソ行動)
 昭和61年正月ソ連外相シュワルナゼの来日が予定された事から、これに抗議し、在日ソビエト大使館正門に街宣車を7回衝突させ、同正門を倒壊せしめた大行社護皇連合行動隊長・田中克美(31)、同隊員・荒井純一(24)が暴力行為、建造物損壊等で逮捕。(<事件5>参照)


10、昭和61年1月17日(反ソ行動)
 来日中のソ連外相シュワルナゼに抗議する為、当日日産座間工場視察に行ったシュワルナゼの帰途を狙い、火炎ビンで襲撃しようと通過道路で待ち伏せていた大行社護皇連合隊員・高橋昌彦(24)が火炎ビン取締法違反で逮捕。


11、平成元年4月2日(日共批判)
 厚木市内の日本共産党神奈川県中央地区委員会事務所に対し、乗用車を激突させ同事務所を破壊した大行社護皇連合隊員・宮崎博之(23)、同隊員・石井政雄(20)が暴力行為、器物損壊で逮捕。


12、平成元年5月18日(政界批判)
 日本の政治不信の元凶は中曽根元総理であることを国民の大多数が認識していると確認し、更に日本の国体をも危うくするとの信念から、中曽根元総理に天誅を加える為、短銃、実弾を準備し襲撃しようとした大行社護皇連合行動隊長・大胡幸平(27)が銃刀法違反、火薬取締法違反で逮捕。(<事件6>参照)



<事件1>軟弱外交を展開する桜内外務大臣に「警告文」
 8月27日12時40分、成田空港から東南アジア歴訪に向かう、桜内外務大臣に警告文を渡そうとした大行社護皇連合隊員・須永岬君(24)が、成田空港第2ゲート検問所で、機動隊員に道交法等で逮捕されました。須永君は今問題となっている教科書問題について、我が国政府が中共に屈し、いいなりになった事に対して憤慨し、二度とこのようなあやまちを犯さない事を願い、強烈内容の警告文を外務大臣に渡そうとしたものであります。逮捕される際、次に全文を紹介するビラ約200枚を捲きました。


 中共等に屈する不当な内政干渉に敢然と立ち向かえ!

 現在、中共等から我が国の教科書の内容について、不当ないいがかりを受けているが、はたして中共、韓国は何を目的としているのか?
 第一に国内事情であろう。
 先般、中共から相次いで二人の青年が命を賭して我が国に密入国をして来た。この二人の青年の動機は、共に日本の自由にあこがれたものであり、一人の周という青年は、中共で日本の映画を観て日本人の情愛に感動し、日本の土を踏みたいと願い密入国して来たものである。
 共産主義国家に於いては、秘密警察組織が、徹底されている為、他人に対する情愛が否定されている。この様な共産主義国家中共で、秘密警察の存在しない日本ブームが巻き起こっている現在、中共政府としては、なんとしてもこのブームを覆さなければならない立場にある。何故ならば共産主義政権を保つ為にである。その為に中共は、国民の反日感情、又、民族意識を盛り上げる目的をもって、我が国の教科書にあらぬいいがかりをつけ始めたのである。
 第二に中共は我が国の共産勢力と連動している。
 現在、問題となっている「侵略」「進出」の件に関しては、十数年前から表面化している問題であるにも拘らず、今になって持ち出して来たのは、第二の理由と共に我が国における教科書裁判の経緯、更には本年開催された日教組定期大会の五会場分散開催という事態にも深く関連している。我が国の教育は教科書の執筆者から、印刷、販売、そして教師というラインのほとんど全てが、共産主義者の手によって行われている。それ故に今回の様な問題が起こるのであるが、この教育に関する共産勢力の猛攻に対して、文部省等も微力ながら抵抗をしている。又、昨今、一般市民も偏向教育に対して深く認識をし、日教組等に対する批判の声が高まりつつある為、政府、国民に外国からの圧力を加えて反撃したいと考える日教組等の思惑とも一致している。それ故に日教組の槙枝委員長は、度々、中共の発言と呼応するかの様に、コメントをマスコミに発表している。
 文部省は極右の様なイメージを与えているが果たしてそうか?
 前に述べた如く、我が国の教育ラインはほとんど共産主義者の手に陥ちている為、正しい日本の歴史は教育されていない。日本がアジア解放の為、中共に進出した際、中共の国民を殺戮したのも事実であろうが、それ以前に多くの日本人が中共に無残に残虐された事実もある。同胞の無残な死に様を目にした兵はどの様に思うであろうか。戦争とは相手があり、狂気である。日本人が受けた被害については、教えられることもなければ、報道されることもない。これは東京裁判の時、戦勝国側の勝てば官軍的裁判に起因するものである。教育勅語を遵守していた我等日本人が、果たして残虐非道であったのであろうか、現在の教科書は偏向し歴史は歪曲されている。今、高校で使われている社会科教科書の中には、日本を否定しマルクス主義を礼賛している教科書が使われているのを文部省は放置している。又、九月十五日より封切られる、日中合作映画「未完の対局」を文部省選定とした。この映画は強烈な反日映画である。この様な文部省がタカ派であろうか。又反日教科書を中国で上映し、完全な反日教育を施している国が、我が国の教科書の字句に干渉するとは、誠にもって日本と日本人を侮辱しきったものである。
 外交の武器としての「侵略戦争」
 中共は「侵略戦争」という言葉を最大限に利用している。日中外交で何かを日本に要求する際「侵略戦争」を武器として、それと引き替えに要求を認めさせてきた。今回も我が国政府は、中共の手中に陥ってとんでもない裏取引をしたのではなかろうかと推察される。経済問題については、ある程度の妥協も結構であるが、事、国家の主権、存続に関しては何としても毅然たる態度で国を守らなければならない。外交は力であり駆け引きであると言われるが、駆け引きもされっ放しの外交をしている。政治家は国家国民を守る為に命を捨てるべきである。己の政治生命の存続ばかりを考えている様では誠の政治は行えない。又、政治は将来の日本を常に考え、刹那的政策であってはならない。今の外交よりも、明日の日本を担うべき青少年に正しい歴史と道徳を教育することこそ重要であろう。
 今回、我が国政府は中共の不当な内政干渉に屈し、政府が責任を以て青少年に歪曲した日本の歴史を教えぬ様、指導すると約束した。日本政府の軟弱さを見た中共は八月二十八日更に不満足であるとして同意しない旨を表明した。一歩退がれば又、一歩と押してくる中共に対し、怒髪天を衝く思いである。
 日本は中共の属国ではない!
 日本人よ民族の誇りと伝統を呼び起せ!!




<事件2>右翼少年が上映妨害-南京大虐殺も描いた映画「未完の対局」-(昭和57年9月17日報知新聞より)
 右翼の少年が十六日、映画「未完の対局」の上映を妨害した。同日午後零時十分ごろ、日中合作の同映画を上映中の東京・有楽町の日比谷映画劇場で、観客の一人がスクリーンに向かって消火器を噴射、約一時間四十分にわたり上映を中断させる騒ぎがあった。
 同劇場の島健三郎支配人によると、一回目の上映が午前十一時に始まり、一時間十分経過して、場面がちょうど南京大虐殺のシーンにさしかかった時、若い男が館内客席のトビラ横にあった粉末消火器を持ち出し、座席最前列の右端から「こんな映画見てられるか!」などと叫びながらスクリーンめがけて粉末を噴射した。男は110番でかけつけた丸の内署員に威力業務妨害、器物破損現行犯で逮捕された。場内には三百人の客がいたがケガ人はなく、映画は警察の現場検証、場内清掃のすんだ午後一時十五分から上映を再開した。
 丸の内署の調べによると、男は右翼団体大行社護皇連合の構成員A(19)。調べに対しAは「日本を著しく悪く表現している。こんな映画の上映は許せない」と自供しているが、同署は上映に対する計画的ないやがらせとみている。この映画は日中国交正常化十周年を記念したもので、碁を通して日中両国民の友情を描いている。
 映画では日本軍の略奪行為や民衆の集団銃殺などのシーンもきっちりと描かれ、天聖位を獲得した中国人が、日本人に国籍変更を迫られて「日本が中国を侵略している現在、私は中国を裏切ることはできない」と叫ぶなど、「侵略」を明確に打ち出している。
 結果的に文部省選定映画になり、このころから右翼団体大行社の宣伝カーが、初めは一台、封切り近くになると二台も東京・有楽町の東宝本社前にやってきて“上映反対”を叫ぶようになった。一週間ほど前には「反日映画である」として「上映初日に都内上映館で“抗議運動”を行う」むね抗議文を東宝へ送りつけた。このため東宝では所轄の丸の内警察署と連絡をとり、初日には私服の刑事が何人か館内で警戒を続けていた。二日目のこの日は警戒の気持ちがゆるみ、いわば盲点をつかれた形になったわけだ。



<事件3>祖国をソ連に売る社会党、共産党を断固粉砕すべし!!
 先に石橋社会党は、自衛隊は違憲であるが合法であると言い、今、又「違憲・法的存在」論と、くるくる変わっている。
 何を考えてか、その社会党はソ連共産党のコワレンコ国際局次長を招いて石橋と会談している。
 このコワレンコという男の正式名はイワン・イワノビッチ・コワレンコ。1918年生まれで、ウラジオストックの極東国立大学、モスクワの東邦大学に学び、軍の政治将校になった。現在はソ連の国際部副部長、ソ日協会会長、ジャパン誌編集長、東洋学博士の肩書きを持っている。
 コワレンコは一貫して日本に対して敵対行為を行ってきた。その最も大きな例は、第2次大戦後、シベリア抑留捕虜の洗脳工作に従事したことである。当時コワレンコは抑留日本兵に対する共産主義洗脳工作と「民主運動」推進工作を行い、軍政治部の中佐であった。
 捕虜工作は、「ソ連に協力すれば帰してやる」などと抑留者の弱みにつけ込んで行われた非人道的な憎むべき行為である。誓った者から誓約書をとり、日本へ帰らせて、在日ソ連の諜報機関のエージェントとして各種の諜報工作に従事させた。そのため帰国がおくれ20万近い日本人が凍土のシベリアの土となった。
 他国のスパイに祖国を踏みにじられるのを見るにしのびず、我が大行社は護皇連合を中心として、コワレンコと社会党に対し連日抗議行動を展開して来た。
 去る2月6日ついに忍耐の極に達し一途に国を思うの一心から横浜支部の内川徳彦君が社会党前の高速道路より、「祖国をソ連に売る社会党を糾弾する!!」「社会党こそ政治倫理の確立を!!」「国民を騙す、ソ連のスパイ日本社会党!!」の垂れ幕を掲げ、社会党に対する抗議文をまいたのである。我等大行社員は会長以下全員一丸となって、今後もスパイ追放と愛国運動に挺身するものである。



<事件4>北朝鮮の日本漁船八千代丸銃撃で船長死亡に抗議
 去る7月28日北朝鮮艦艇による我が国漁船、第36八千代丸銃撃事件で船長が射殺され、船が連行されるという痛ましい事件が発生した。
 この第36八千代丸銃撃事件は大韓航空機撃墜事件と何と類似点の多いことか。
 すなわち非武装の民間機、漁船を一方的に銃撃する非人道的やり口。そして自らの非を正当化する宣伝。
 この八千代丸事件の前後に四件の漁船不当拿捕事件が発生しているがこれは明らかに全斗煥大統領訪日を意識しての政治的意味合いの濃いものであり、政府のこの八千代丸銃撃事件に関しては、何ら抗議声明もなく国際赤十字の手に委ねるという情けない対応ぶりであった。

 憎むべきよど号ハイジャック犯人の受け入れ擁護。
 対日借款の債務不履行。
 松生丸事件。
 南侵トンネルにみられる、韓国侵略の為、止まることのない好戦的体質。
 昨年、ビルマ、ラングーンにおいての韓国閣僚爆殺事件。
 今回の八千代丸銃撃事件。
 笑止にも金日成、金正日の世襲体制の認知をソビエト、東欧圏に訴えた狂気。

 このように北朝鮮とは国家形態を成していない。単なるテロリスト集団にしかすぎない。
 北朝鮮の対日工作基地と化した28万人を擁する朝総連を愛国陣営として放置してはならない。連中の子弟の教育は金日成崇拝教育であり、日本の中にもう一つの反逆国家を形成している現実は、決して無視出来ぬものであろう。



<事件5>政府の対ソ軟弱外交に抗議、在日ソ連大使館に突入
 
11月17日午前5時10分頃、大行社護皇連合の荒井純一君(24)が、運転する中型街宣車を、東京都港区麻生台2−1−1、在日ソビエト大使館の正門に7回衝突させ、同正門を倒壊せしめ、同乗していた田中克美護皇連合行動隊長(31)と共に大使館内に突入しようとしたが、警備の警察官に阻止され逮捕された。
 この行動は常々対ソ軟弱外交に終止する政府の姿勢に抗議すると共に、本誌(月刊「大吼」)で再三報道しているように、戦後40年を経た今日もなお不法に占領し続ける、北方領土奪還の声を盛り上げるのが主眼であるが、新年1月15日来日予定のシュワルナゼソ連外相に日本国民の意志を知らしめる為の行動でもある。
 尚、本事件は関係各方面に大きな衝撃を与える事件であったが、一切マスコミに報道されなかった。これが外務省の対ソ外交打開(本心は媚び)と警備当局が他団体の影響を考慮したものと思われる。



<事件6>中曽根首相へ天誅! 大胡幸平君逮捕される
 大胡君は二十歳で大行社に入社し、それ以後活発に街宣活動を行っていた。昭和60年に本部新街宣車が出来るや、専属運転手となり、毎日定例街宣に従事していたものである。
 彼は大変真面目で意志が強く、また、明るい性格の好青年であった。その性格から今回の中曽根前首相の姿勢に対し、激しい憤りを覚え、止むに止まれず暗殺を計画したようである。拳銃の購入資金も、コツコツ働いて貯めた金を充当したそうである。
 不正な手段で私服を肥やす巨悪を断固許さぬ純粋な正義感の強い若者は、一生懸命働いた金と、青春を投げ打って、世の姿勢を正そうとしたわけである。
 国民の大多数が巨悪であると認識している中曽根前首相を、十重、二十重の厳重警戒で守る必要があるだろうか。それが民主主義というものか。
 では、この様な大悪人の警備を解除してしまったならば、その人間はどのような気持ちになるだろう、おそらく、毎日、自分の生命の危機にさいなまれ、自らの犯罪を認め、刑務所に行きたくなるか、公職を辞し、人目を避けて生活するようになるであろう。また、そのような姿を見た他の政治家は、道を誤れば自分もそうなるだろうと考え姿勢を正すであろう。権力者は警察を私兵と思っているのではないか。物言わぬ弱者の上に居座り、私服を肥やす悪徳政治屋共も、一億二千万国民の中には、大胡君のように、彼等の悪行を許さぬ者がいることを自覚したことと確信する。
 弁護士を通じ、本人よりのメッセージがあったのでお伝えしたい。
「この度は私の事件で本部並びに各支部、社員の皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫びいたします。このことは自分の信念にもとづくもので、自分では正義であると確信しています。
 本件で除名されるかも知れないことも覚悟しています。
 最後に私としましては、計画を実行に移せなかったことが非常に残念です。」
 
 7月に告示される参議院選挙を前にこの様な事件が発生したことは、一般市民に“怖い”というイメージを与え、大行社にとってマイナスであり、また、現在、書籍、言論行動に重点を置いている当社の運動方針からみると、彼の行動は容認できないかもしれない。しかし、大胡君は綱領の中でうたわれているとおり、彼なりに果敢、独行、犠牲的精神に基づいて行動したものであると思う。

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